ウェビナー効果を最大化するには

ウェビナーとは

「ウェブ」で行う「セミナー」を意味する造語です。オンサイト開催のセミナーに比べ、参加者は移動の時間や費用がかからないので気軽に参加しやすく、主催者は会場費や人件費などが抑えられ開催がしやすい、というメリットがあります。
また、オンサイト開催の場合はせっかく足を運んでもらう参加者のため、プログラムを豊富に用意する傾向があり半日程度参加者を拘束してしまうことも多くありますが、ウェビナーの場合は必要最低限のプログラムでの開催が多く、15分-30分程度のセミナーも珍しくありません。参加者は必要最低限の時間だけ確保すればよく、主催者もプログラム構成に頭を悩ませることから解放され、本当に伝えたいコンテンツの準備に尽力できます。

期待する効果

セミナー開催の目的は、「商品のPR」「企業イメージの向上」「リード(見込み顧客)獲得」「商談促進」「顧客フォローアップ」など主催者ごとにフォーカスするポイントは異なりますが、「情報の伝達」という点では共通しているといえるでしょう。資料を読んでもらうことと比べ、映像と音声を用いた説明による情報伝達効果は非常に高いものが期待できます。
また、オンライン形式で行うことによって全国を対象に参加者を募ることができ、さらに効果は高められます。ディスカッションなど相互コミュニケーションに重点を置いたセミナーを企画する場合はオンサイト開催に優位性がありますが、情報発信が中心のセミナーではオンサイト開催である必然性は薄いと感じられます(質問もオンラインの方がしやすいという意見もあります)。

次の課題

ウェビナーとして開催することでセミナ参加のハードルが下がったとはいえ、ライブで開催されるものについてはやはり参加者に時間・場所の拘束は強いることとなります。なので、一度ですべての対象者に情報を発信するということは困難です。開催日を複数設けることで参加者を増やすことも手段として有効ですが、限界があります。
また、第1回、第2回と連続したセミナーの場合、参加者母数を増やしていくためには絶えずサイクルを繰り返していく必要があります。ウェビナーという新たな情報発信手段が確立が達成された次のステップとして、どのようにその効果をあげていくかが多くの企業のチャレンジとなっています。

効果的な情報サイクル促進

セミナーの開催目的が「商談促進」「顧客フォローアップ」であるなら、オンデマンド配信の併用が効果的です。ライブで開催した動画をオンデマンド化し、ライブでは参加していなかった見込み顧客へ視聴を促します。関心はあるが開催当日の予定が合わなかった見込み顧客は、オンデマンドを視聴することにより最新の情報にキャッチアップできます。
また、見込み顧客がどのタイミングで検討を開始しても速やかに情報を取得できることは、検討フェーズを前に進めてもらいたい主催者側にとっても有効な手段と思えます。最新の動向が伝えられるライブの価値は損なわず、且つ効率的に情報は発信したい・得たいという主催者と参加者にとって、動画資産の活用は今後必須となる手段だといえます。

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